恋愛睡眠ってなんぞ!!
『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が
メキシコのイケメン、ガエル・ガルシア・ベルナルを起用した
映画『恋愛睡眠のすすめ』を観ました。というわけで感想。
父の死をきっかけにメキシコから遠く離れたパリに別れて暮らす
母の元にやってきたステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)。
彼は期待していたパリでの生活と現実のギャップに嫌気がさし
夢想の世界に逃げ込む。
そんな彼の元に隣人ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)が越してくる。
徐々にステファニーに心惹かれるステファンの夢想はますます勢いをまし
次第に夢と現実の区別がつかなくなった彼は
夢うつつのままステファニーにラブレターをだしてしまう…。
フェルトだらけの夢の世界
ステファンが逃げ込む夢想の世界では
フェルトや紙で出来た手作り感溢れるホンワカとした光景がひろがります。
蛇口をひねればセロファンの水が飛び出るし
空にはぬいぐるみの綿でつくった雲が流れます。
夢の世界でステファンはいたって自由で力を持っています。
会社の人々は彼にひれ伏すしステファニーだって彼に振り向き
おもちゃのポニーにのって駆けまわります。
なんていったらいいのかなー?
このフェルトだらけの世界を説明するには私の語彙力が足りなさすぎますが
そうだあれ『チェブラーシカ』とかチェコアニメとか
ロシアアニメみたいなチープな世界観ね。みればわかる。
あ、なんだっけ人形劇の「ムーミン」とか近いかも。
監督のミシェル・ゴンドリーはPV畑出身の方で
BjorkのPVとか作ってた人だから幻想的な世界観はお手の物なのかもしれません。
キ●●●男ステファン
夢の住人ステファンを演じるのはメキシコのちっさいイケメン
ガエル・ガルシア・ベルナルくんです。
だいたい身長は168cm程度らしいですがお顔はイケメンです。
なんつーか日本で例えるとV6の岡田くんとかそっち系です。
ガエルというと『バッドエデュケーション』で白いブリーフはいてるシーンとか
『ブラインドネス』の最低仕切り野郎の印象が強烈だったため
まったく荒んだようなイメージ先行していましたが(個人的に)
本作のステファンという役柄はすんごいかわいいぞ!!
夢見がちで(両方の意味で)
へんてこなニット帽をすっぽりかぶってる姿がマッチしてて
なかなかキュートな仕上がりです。
ニット帽の彼の姿は『アバウトアボーイ』のニコラス・ホルトを彷彿とさせます。
『バッドエデュケーション』とかそっちのイメージが凝り固まってる方は
本作をご覧いただくとガエルに対するイメージが変わって来ると思います。
ほんとかわいいよ。背が低いのがまたいいんじゃないかな?
まあかわいいかわいい言うとりますが
よくわからないおかしな言動を繰り返す彼はまあそのうんあれな人だよね…。
夢の中で送った手紙の内容をステファニーが知っていたことに驚き、
「超次元がどうたらこうたらで並行世界となんたらかんたらうんたらで
つまり!とんでもないことが起ったんだ!」
などと興奮気味に口走り、会社の同僚に「三行で」と思わせるようなこともしばしば。
(実際その手紙自体は彼が寝ぼけて実際に彼女に送った)
そんなちょいと頭の○○な彼ですが、
そこまで見捨てられたりしないし、
ステファニー自体も似たような性質をもちあわせています。ふしぎだね。
スタンド使いは引かれあうってやつなの?
全然関係ない話なんだけど
ガエル・ガルシア・ベルナルって三つ子の名前みたいだよね。
今度熱帯魚にそんな名前つけてみようかな!
まとめ
世界観がかわいくてぽわぽわ~んってなるけど
二回目観なきゃわからんところがぽつぽつ。
「え?で?なんなんだ??」ってなります。
夢をテーマにした映画ってなんだかくら~いのばっか
観て来たからこれはこれで新鮮でした。
主人公が男の「アメリ」ってかんじ。
本作はなによりガエルのイメージ向上に
多大な貢献をしていると思いませんか?
全然関係ないんですが、シャルロット・ゲンズブール演じる
この映画のヒロイン、ステファニーをなぜか
レイチェル・マクアダムスが演じるんだと勘違いしてて映画をみながら
「レイチェル・マクアダムスはいつ出るんだ?」
と思ってました。何を私は観たんでしょう。
それも夢だったかもしれません。
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