映画『永遠の僕たち』ネタバレ 感想

2013年5月21日

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加瀬亮が日本兵の役で出ている映画『永遠の僕たち』をみました。
日本兵とかいうとまったく別の作品を想像しそうですが
とりあえずガス・ヴァン・サントです。

日本兵とかいうとさー
なんか戦争?的な?映画想像しないですか?
でもぜんっぜんちがうんだよねー

永遠の僕たち

一番いいシーンだね

『永遠の僕たち』
交通事故で両親を亡くし、自身も三分間だけ臨死体験をした少年・イーノック。
話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た日本兵の青年・ヒロシだけだった。
他人の葬式を覗いて歩くことを日常とする死に囚われた少年は
そこで難病に冒され余命3ヶ月と告げられた少女・アナベルと出会う。
ヒロシがそっと見守る中、死が結びつけた2人。
残された時間、僕たちは何かできるだろうか?

余命三ヶ月の…

って言うと一気に「泣けましたー;;」ってOLっぽい女の子が
顔びちゃびちゃにして感想述べてるような映画が頭に
浮かんでしまいます。
しかしそんなんちゃうんや。

この映画のテーマは死生観です。
しかしその辺の映画やドラマでやりつくされた

「死を迎えた時、人は何を思い何をあきらめるのだろう」

みたいなありきたりな主題ではありません。

臨死体験をして死に触れたイーノック
死を3ヵ月後に控えるアナベル
死の真っ只中にいるヒロシ

それぞれとても身近な場所に“死”があります。
その分なんていうのかなーなんかわたしたちが抱いているような

「死ぬのこわーい」

みたいな恐怖とか不安って部分がなんか抜けてるのよね。
とはいえイーノックは両親も亡くし自分も死に掛けた体験から
なんだかんだで我々と死に対する感情は近いかもしれません。
怖いとかそういうのを超越してる気もするけど。

死を目前に控えるアナベル。
死を受け入れ、あきらめているわけではないです。
ただ死に抵抗して生きたいと願うことも無いし
また「余生を楽しもう」っていう趣ともちょっと違う。
あえて言うなら「死を楽しもう」でしょうか??
自分の死のシチュエーションをイーノックと考えてみたり
お葬式を自分で演出してみたり。

その証拠にお葬式でアナベルの思い出を語りだすイーノックは
ぐっしゃぐしゃに泣いたりしません。なんと微笑むのです。

“泣ける”映画ではない

永遠の僕たち場面写真

真夜中のカウボーイ


これって日本の映画だったらそうはいかなかったと思うんです。
イーノックの視点で描かれ、アナベルの闘病、ささやかな恋。
ありきたりな感動系恋愛映画になったかもしれません。

死にたくないょ…アナタと一緒にもっといたい…

と泪をためながら人工呼吸器につながれるアナベルの姿は
安易に想像が付きます。

が本作はそうではないのです。
驚いたことに死の迫ったアナベルは“悲惨”ではありません。
旅立ちのシーンはありませんが
旅立ちの準備のシーンがあります。
ずっと兵隊のカッコしてたヒロシは正装に着替え
「長い旅になるからお供するんだ」と言ってアナベルに添います。
微笑むアナベルとイーノック
もはやこれは今生の別れのシーンではなく

「遠くの学校に転校しちゃうけどまたね。手紙書くわ」

くらいの感覚に感じられます。

そのせいかなんかわかりませんが
この映画全然“泣ける”作品ではないのです。
なんだろう すごくすがすがしく観られるというか…

余命三ヶ月 恋人 っていう
泣かせるで~泣け~泣いてまえ~という
オーラがぷんぷんなワードが飛びかってるのにですよ?

イーノックっていうと

大丈夫だ。とか言い出しそう。
ってこのネタももうほぼ死語ですね。

イーノックを演じるのはデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー君。
これがまたなかなかのイケメンなのですがwikipediaの私生活の欄が
すでに不穏すぎる。

OH!HIROSHI

永遠の僕たち場面写真

ヒロシ「…。」


この映画のおまけ的キャラクター
日本兵の幽霊役のヒロシを演じるのが加瀬亮その人であります。
え!なんで日本兵?!しかも幽霊!?世界観ちがくない?!
と思われるかもしれませんが、なんかしらんがしっくりきてます。
なんでだよ。

もろもろ参考資料その他読んでませんがなんで加瀬亮使おうとおもったんだろうね?
なぜヒロシが英語しゃべれんのかとかその辺突っ込んじゃだめやで。
加瀬亮はなかなかがんばってしゃべってた。

いじりづらいわ!!

いやほんとね
なんだろうこういうタイプの映画ってまじで
とくに文句もツッコミどころもないから全然いじれないじゃない!!
このブログやって以来いちにを争うくらい
「特筆すべき点はござらんですたい」映画だよ。
とりあえず岩井俊二とか好きな方はおすすめだね。いじょう!

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映画『永遠の僕たち』ネタバレ 感想 へのコメント

  1. 霧島

    確かに終始爽やかな感じでしたけど洋の手紙のシーンは不意打ちで正直ちょっと目頭があつくなっちゃいましたね。

    返信

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