映画『地獄でなぜ悪い』ネタバレ 感想

2013年10月16日

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『冷たい熱帯魚』や『ヒミズ』などの問題作を世に送り出した
園子温監督が作ったコメディ!!!
そんな映画『地獄でなぜ悪い』を観たよっていう感想です!

地獄でなぜ悪い

『地獄でなぜ悪い』あらすじ

極道・武藤組組長大三(国村隼)の一人娘である
ミツコ(原菜乃華)は子役アイドルとして
人気絶頂であったが母のしずえ(友近)が起こした
殺人事件からCMは打ち切りになるなど役者生命を絶たれる。

それからおよそ10年後、武藤組は敵対勢力である
池上組と激しい抗争の只中にいた。
そんな中、組長大三が提案したのはミツコ(二階堂ふみ)を
主演にした映画を作る事。
全てはあと10日でシャバに出られる妻しずえの為…
しかし、10年たちすっかりやさぐれてしまったミツコは
撮影を放り出し、男と逃亡してしまう。

抗争そっちのけでミツコを追う組の一員。
何とかミツコを奪還したが懇意の映画会社では
既に代役が立てられていた。

困り果てた大三であったがつかまえたミツコが連れていた男は
なんと映画監督らしい…彼を監督にたて
組員をスタッフに映画の撮影を決行する事となった!

しかしこの男…橋本公次(星野源)は実はミツコが通りすがりにつかまえた
まったく無関係の一般人だった!!!
映画の知識がまったくない橋本がすがったのは
うだつのあがらない映画バカ平田(長谷川博己)。
この男が提案したのはとんでもないこと…

そう、武藤組と池上組の抗争を
そのまま映画にしようというのだ!!!!!
ミツコに恋する池上組の組長池上純(堤真一)をも巻き込み
ヤクザによる前代未聞の映画撮影が始まった!!!!!!

園子温さんのコメディ!

園子温の映画というと初めて観たのは
『自殺サークル』でしたが、その他も
『冷たい熱帯魚』だの『ヒミズ』だのと
決して明るく楽しいものではありませんでした。

しかし、今回はがらりと趣向を変えて
全編おーるコメディ!!!あらまあ!!
どんなもんよとみてみればすっげー面白かった。
そこかしこにこれでもかこれでもかとちりばめられたギャグが
どんどんヒットしてまるでハメ技状態!!!!

特に笑ったのはでんでんが出てきたところかな!
でんでんが喋ったシーンでは劇場中が声出して笑ってました。
もっと園子温のコメディみたいなーと思ったけど
ドラマではそんなの作ってるの?ね?

二階堂ふみちゃんかわいすぎワロタ…

本作のヒロインである武藤組組長の娘ミツコを演じるのは
同監督の映画『ヒミズ』でヒロインを演じた二階堂ふみちゃん。
個人的にめちゃくちゃファンなのでありますが
今回彼女の魅力が余すところなく堪能できます。

作中、何度も何度もいやというくらい彼女の顔がドアップで
大画面にどどんと映し出されるのですが
これにはあまりの可愛さに私の両目から溢れ出る
大粒の涙を止めることができませんでした!!!
(キモイ表現)
本当にかわいい。なんつーの?
私のボキャブラリーの貧困さ具合がくやしいくらいにかわいい。

はじめて『ガマの油』で彼女を見たときは
この子の役は不思議ちゃん以外にあるのだろうか…
と考えていたくらいですがもう今回の
ワイルドな問題児もかわいすぎる…
茶沢さんもかわいかったし(あれは原作にくらべてかわいすぎだけど)
「熱海の捜査官」のお嬢様な役もかわいかった。すごいぞ!

へ、変態だー!!!

二階堂ふみちゃん、いやミツコの魅力にあてられたのは
私だけではなくそう、作中登場する池上組組長もなのです!
幼少時のミツコと対面しその神秘的ともいえるかわいらしさに
あてられた池上。成長してもなおミツコに対する愛は変わりませんでした。
その愛は「娘として育てたい」
といったような純粋な、ミツコを聖域として扱うような
父性たるものかと思ったのですが…
途中でばっちりミツコでおぬきになられてたよね…アカン

さて、そんな池上を演じるのは堤真一。
人は今までここまで気持ちの悪い堤真一に出会ったことがあったろうか…

坂口拓

いつみても素敵

そしてみんな…

死んじゃった!!!!というのが本作の大オチ??
なのであります。
映画の撮影は本当の抗争現場…で行われます。
血しぶきあげながら刀と刀でぶつかり合う男たち…
まさしくホンモノの映画なのです!!

そんな撮影現場…いや戦場に
登場人物のすべてが倒れます。
ミツコに橋本、大三や池上など
どんどんバサバサぶっ死にます。
しかし、そんな中倒れなかった男…それは
監督をつとめた映画バカの平田。
彼だけは死ななかったのです。

平田は10年前映画の神様に
「最高の一本が撮れたら死んでもいい!
 最高の一本に命を懸ける」
と誓いました。しかし死ななかった。
それって皮肉なのかなあ?
そもそも死んでいないって解釈はあってるかい??

この映画のラストシーン
平田が狂喜乱舞しながら前方カメラにむかって
走り続ける場面では

「このままトラックに轢かれる展開じゃね?」

と思わず思っちゃいました。けど違ったよ。

おまけ

私が観に行った劇場では本作になぞらえた?
血みどろ風いちごパフェが売られていたよ(笑)

血みどろ風いちごパフェ

血みどろ風いちごパフェ

さっそく食べてみました!
甘いぞ!!!!!!!!!
ぶっ刺さった刀がチャームポイントだ。

地獄でなぜ悪いのレビューまとめ

声を出して笑っちゃったよ

『冷たい熱帯魚』ほど「ほげええええええええええええええ」感はなかったけれどすっごく楽しめました。なんつーの?あそこまでやりきってくれれば特に文句は無いよ!って感じでしょうか。 二階堂ふみちゃんがほんとにかわいくて涙が出ました。別に泣くシーンでもなんでもないのにボロ泣きです。私にもお別れのキスください。 それと堤真一はマジでアカンかんじでした。

評価: 4.1/5

Momoka Higashigawa

映画『地獄でなぜ悪い』ネタバレ 感想 へのコメント

  1. jnj118

    日本映画の監督の中では、大好きな『園子温』監督。
    今まで人間の本質、醜さ、変態的な性をえぐるような作品を観てきました。
    良い意味で、監督自身の本質的変態ぶり、徹底的な描写は、正に圧巻の才能を感じます。

    当作品に関しては、事前のあらすじのみを見てから映画館に足を運びました。
    あらすじを見た限りでは、正直なところ、映画として成り立つのだろうか?
    どのような映画なのか?期待半分、不安半分で鑑賞しました。
    結果、ストーリーに若干の無理は感じつつも、個人的にはとても楽しめました。
    ユーモアセンス、抜群ですね。

    正直なところ、マフマルバフ監督(パンと植木鉢)やタランティーノ監督(全般)の要素を感じた部分は否めませんが、今後の園子温監督がどのように変化してゆくのか?とても楽しみに感じました。

    映画の中にもありましたが、拝金主義の下らない映画が多すぎる現代で、もっと園子温監督のような監督が多くの人間に知ってもらえる日を期待しております。

    返信
    1. oden

      >jnj118さん
      コメントありがとうございます!ゆっくり返信でごめんなさい。

      私は園監督は『冷たい熱帯魚』で知り、あまりに惨憺たる(いい意味で)作品に度肝を抜かれました!また他作品も旨に突き刺さるようなものばかりなのでコメディってどんなだろう!と思っていましたがなかなか面白かったです。

      おっしゃるように後半というか全体的に強引な感じはいなめませんし、血みどろになって日本刀をふりまわすさまはタランティーノそのもの!といっても過言ではありませんでした。がなんだかとっても楽しんでしまいました笑

      園監督の次回作にも期待したいところです!

      返信

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