映画『Jエドガー』ネタバレ レビュー

2013年2月13日

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レオナルド・ディカプリオが初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーを演じた
伝記映画『Jエドガー』をついに観ちゃいました。
ネタバレ感想かくよ。

ラブストーリーなの?伝記映画なの?!どっちが好きなの?

世界中の誰もが知るFBIという名前―
しかしながらその由来や変遷は知らないと言う人が多いかもしれません。
私もその一人でした。

そしてFBI長官であるジョン・エドガー・フーヴァーについても
名前くらいしか知らなかったものです。

本作で彼の全てを知ったぞ!
というのは間違いかもしれませんが人物像
少なくともイーストウッド監督の作り上げた彼の姿は知ることが出来たのではないでしょうか。

さて、本作はそんなジョン・エドガー・フーヴァーの一生を描く伝記モノ…です。
しかし伝記モノと言いきることが出来ないくらいラブストーリーとしての要素をはらんでいます。
まああれなんだけど…
何かを彷彿とさせる映画だな~と思ったらあれよ、あのカウボーイのなんだっけ!!!
そうそう『ブロークバック・マウンテン』!
あれくらいストレートにラブストーリー描いてもよかったんでねいかな??

アーミー・ハマーめっちゃイケメン

『ソーシャルネットワーク』では双子を演じ
『白雪姫と鏡の女王』ではハンサム王子様を演じたアーミー・ハマーくん(26歳)が
プリ男演じるフーヴァーのパートナー(公私共に?)であるトルソン副長官を演じます。

スラリとしたスタイルにハンサムという言葉がぴったりな整った顔。
スマートなデキる男がぴったりです。

あらためて『ソーシャル・ネットワーク』を観なおさなけりゃな~と思わせるくらいイケメンです。
プリ男が身長差を気にするシーンがありますが、
たしかにあのプリ男が引き立て役に回るくらいイケメン。

しかし15年近く前ならプリ男のほうが断然勝ってたと思うけどね。
スマートで紳士的な部下でありながら

「ケンカしても、どんなことがあっても
 一日一回ランチかディナーは一緒にして下さい!」

ていうかわいらしいお願いするところがすっごくよかったなあ。
ドン引きしたけど。

よぼよぼメイクはげらげらなのだ!

本作ではプリ男、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマーそれぞれが
若き日から老いたその日まで自身が演じます。

つまりみんな若いメイク~老人メイクに変わるわけで、
老年期なんかみんな特殊メイクの世界です。

公開当時このメイクはかなりネタにされたかと思いますがすごくコントみたいでした。
まあそれぞれがそれぞれなんだけど特にアーミー・ハマーがちょっと面白かった。
なんだろう。一番実年齢との差が有る役だったからかしら…。あとぷるぷるしてたし。

ところでタイタニックでプリ男を知った身としては、将来のプリ男もこうなるかもしれない、
おじいさんの姿を観るのは何かクるものがありました。
なんだろう現実感をまざまざと見せつけられる感じ?

迫力の無いキャットファイト

“なかよし”になったフーヴァーとトルソンですがお互いへの愛情を語りあう場でいきなし

『今のままでは半人前だから結婚しようと思う』
と、フーヴァーが言い出したもんで

『僕といちゃ半人前か!』とブチギレます。

スマートで紳士的なトルソンがヒスを起こしコップやらなんやらかんやらぶっ壊しまくり、
逆切れしたフーヴァーと殴り合いになるシーンは爆笑必至です。
公開当時観賞した友人が「とんでもないキャットファイト」と揶揄していた理由がわかりました。
本当に「とんでもないキャットファイト」です。
すごいケンカの仕方だった。まあ二人ともそんなに戦い方知らないって設定?だ?よね??

傍から見たら面白いシーンですが
本人は必死なようでとんでもない顔になっています。

Jエドガー
ブレブレ

まあこの後キスシーンが待ってるわけだけど。

フーヴァーの愛情表現

普段は自信満々の態度ながら緊張したりうろたえるとドモり、家では母親にすがりつく
…というとコミュ障のきらいがあるように思われます。
また、本作では根っからの同性愛者として描かれてはいません。

後に秘書となるナオミ・ワッツ演じるギャンディに
デート3回目にしてプロポーズするなどがんばってるシーンもあります。
(断られちゃうけど)

性格ゆえか家庭環境ゆえなのか彼にとって友人と呼べる人物は多くありません。
もちろん女性とのお付き合いも豊富でなかったでしょう。
そんな中、心を許せるギャンディやトルソンと出会い全力で仲良くなろうとしました。
大事な人との距離感も測りかねていたかもしれません。

トルソンともそうです。
二人で旅行に出かけ、スイートルームをとってみたり、手を握ったり
…ひょっとしたら同性愛的意味を持たない行為だったのかもしれません。
たびたび「愛している」と口にしていましたが
恋愛としての愛より、強すぎる友情としての愛を感じました。

本作ではトルソンはもともと女性に恋をしない人物でありましたから
そんなフーヴァーを受け入れてましたが別の誰かだったら違ったかもしれませんね。

まとめ

本作は伝記映画なのかラブストーリーなのか
イマイチどっち付かずだったような気がします。
もちろん主軸となるのは前者の方でしょう。

なにせクローゼット・ホモセクシャル
(同性愛者であることを隠していること)
と言われたフーヴァーなわけですから
生前性的嗜好や彼のロマンスを大っぴらにしていたわけではなかったはずです。

つまり本作のロマンティック(一応)なシーンは
かなり脚色された箇所かと思いますが、
どうせやるならもっと、
やらないなら匂わせるくらいで良かったんじゃないかなと思います。
フーヴァーの仕事ぶり、母親への依存、そしてトルソンへの愛…
それぞれが良い意味でも悪い意味でもまんべんなく描かれていました。

フーヴァーという人物を語る上で
彼の母とそして愛する人の存在が無しと言うわけにはいかなかったとは思いますが、
出すならもっともっと濃く描いてくれたらなあという感じです。

観賞前は母親との共依存を主軸に描かれるストーリーだと思っていたんだけどなー。
キャットファイトに持っていかれた感じがします。

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