映画『イントゥ・ザ・ウッズ』ネタバレ 感想

2015年3月23日

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あのおとぎ話の主人公たちが同作品に集合!
なブロードウェイミュージカルが映画化されました。
というわけでネタバレ感想です。

※批判的な意見が多いですっていうかそれしかない!

『イントゥ・ザ・ウッズ』あらすじ

パン屋を営む夫婦(ジェームズ・コーデン&エミリー・ブラント)は長年赤ん坊ができずに悩まされていた。
それは実は魔女(メリル・ストリープ)の呪いによるものであり、呪いをとくためには、ミルクのように白い牛、赤い頭巾、黄色い毛、金色の靴が必要らしい。
4つのアイテムをもとめて夫婦は森に出かける。そんな森の中で夫婦は赤ずきんやシンデレラに出会い…

地味な登場人物

やっぱりこの映画の一番よくないとこってこの一点に尽きると思います。
おとぎ話がテーマ×ミュージカル映画 ってわくわくの組み合わせなのに地味って致命的です。

キャストをザッとみて目玉になるのはやはり、魔女役のメリル・ストリープです。
実際魔女はよかった。っていうかハマってたって言い方がいいのかな?
期待通りって感じです。
見てない段階で「メリルが魔女やったらこうなるだろうな」っていうのが
そのまま具現化されています。まあそれ以上もないんだけど。
いい意味でも悪い意味でも期待通りですね。

メインのパン屋、ジェームズ・コーデンとエミリー・ブラント。地味です
パン屋っていうキャラの都合上地味なのは仕方ない。あとなんつーの
ストーリーテラーというか、物語の進行をつとめているのがこの二人なので。

そのほか、シンデレラも赤ずきんもラプンツェルも地味地味地味!
キャラがぜんぜん派手じゃない。派手っていうのは見た目の話じゃなくて
なんだろーなんだろーこういうときなんっていったらいいんだろう!
キャラが立ってないっていうのか?
私の語彙力が足りず説明できないんだけど地味なんだよーなんか!

じゃあパン屋の親父をトム・クルーズがやってりゃ派手なのか?!
ってなるかもしれませんが、キャストっていうよりキャラクターが地味なんだろうな。
まったく同じ役にトム・クルーズあてようが、ニコラス・ケイジあてようが地味にかわりはないのかもしれない。

おとぎ話のあのメンバーが!!?とかいうわりにまったくキャラが立ってないってどういうことなの?
魔女は「メリルがやるべき」キャラクターなんだけど、
あとは誰がやっても一緒!!!!そんな風にみえたな。

魔女なんなの

一応主人公としてあてられてるのはパン屋の夫婦なんでしょうが、
メリル・ストリープ演じる魔女が最もメインの映画です。
でもその魔女、キャラ立ってて良かったと思うんだけどそれもちぐはぐなんだよね。

魔女は、この物語のヴィランであり、登場人物の一人であり、母であり…もうめちゃくちゃなの
パン屋の夫婦にくそくだらない理由で呪いをかけた悪役?として登場しますが
彼女はラプンツェルに登場する魔女ゴーテルでもあります。
っていうかパン屋の親父の妹がじつはラプンツェルっていう設定があって
本作の主軸として実はラプンツェルが描かれてるんだけど。
ラプンツェルと魔女の複雑な関係性について掘り下げることもされず
ほんとに魔女は子供に依存しすぎな、ただのやっかいな母親にしかみえなかった。
つーかそうだ、ラプンツェルが妹って設定あったのにパン屋の親父とのカンドーの再会!
みたいなのなかったよね?!?!!?w

まあ、魔女には悪に徹するなら徹してほしかった。
魔女がラスボスになってドラゴンにでも変身してくれるのかとおもったらそうでもねえ。
ヒス起こして豆撒き散らして蒸発したし。お前は何なんだよ。

ちなみに本作でラスボスとなるのは、女巨人。女型の巨人。
この巨人はジャックがお空の上から連れてきちゃったっていう設定なんですがとにかく弱い。
お城だの森だのぶちこわしまくってるのかとおもったら
石っころごときであっさり倒される。なんなんだよほんと!!!!
そこはうなじ守りながらアクロバティックな戦いでも見せてくれよ!!!!

誰一人感情移入できない

感情移入を求める映画でもないんでしょうが。
さっきあげた魔女にはじまり感情移入できるキャラクターがいません。
どいつもこいつも言ってることがちぐはぐで態度をころころかえやがる!
キャラが定まってないのか君ら?

パン屋の親父は、奥さんをつれていくのか、いかないのかはっきりしないし
パン屋の奥さんはだんなさんが心配だとかなんとかあーだこーだいいながら王子とあっさり浮気するし
ジャックは巨人によくしてもらったとかいいながら容赦なく石ぶつけるし
赤ずきんはうざいし。シンデレラとラプンツェルはキャラたってねえし。

あーーもう!!!ってなります。

簡単に死ぬ

登場人物があっさりほいほい死ぬ。
そんなあっさり死なれた後で感動チックな歌を朗々と歌われても
「そ、そうですか…(^^;)」
としか言いようがない!

髪の毛なんなの

それとラプンツェルの髪が途中ブチって切られたのに
次のシーンではまた復活してたのはなんだったんだ。
髪が想像より余分にあったって解釈でいいのかね?

W王子よかった

あんまり悪いことばっかりかくのもあれなのでよかったところもあげるます。

この映画で一番良かったのは二人の王子の歌です。
シンデレラに恋するプレイボーイの王子はクリス・パインが演じており、
そんな王子の弟でラプンツェルと恋におちる第二王子をビリー・マグヌッセンが演じます。
兄弟してそれぞれ恋に落ちた二人。恋のすばらしさを歌で表現しますが、
このシーンが本作で一番みどころ…というか楽しめた。
この兄弟(特に兄貴)はおもしろポジションとして登場するため歌も軽快です。
自分自身に陶酔しきったダンスや歌は最高。思わず笑いがこぼれました。

あざとすぎるジョニデ

これもまあよかったところ。

みんなが好きなジョニデこれだよね??こういう使い方だよね??知ってるよ!
っていう感じでした。
衣装もポジションもみんなが求めてたやつでしょ?ほらこれ!!ね!!!
って言いたげな、すがすがしいあざとさが伝わってきましたし。たしかに!悔しいことに!よかった。

彼が演じるのは赤ずきんに登場する狼の役です。
ジョニデ・狼・つけ耳・しっぽ=あ、あざとい…
衣装もヘアメイクもばっちりで、確かにみんなが求める(ティム・バートンが構築した)ジョニー・デップがそこにありました。

ジョニデの出番自体はカメオレベルに少なく、ほんとおまけ程度。
でも逆にそれでよかったと思います。
全編通して狼のジョニデが出てたら単なる「ジョニー・デップ」の映画になってたのかもしれません。
キャラというか立ち位置的に魔女のメリルとケンカすることになったと思います。

まとめ

見る前から「とっちらかった」映画だっていうのは聞いてたのですが。
ほんととっちらかってた。登場人物が多いから仕方が無いかもしれませんが
それぞれの人物をさして掘り下げず、物語が淡々と進むため、たいした感動も生まれません。
じゃあそこはミュージカル映画なんだから歌と踊りと演出でカバーしろよ!
って思うんだけどそれもさしてわくわくしないの…

ジャジャーーーーン!!!ぱちぱちぱちぱち!

みたいな感じがぜんぜんない!!!!!!!!!
例えて言うなら子供向けの「おとぎ話ミュージック集」っていうCDを延々と聞かされている感じ。
さしてなんの感情もうまれず、時がすぎるのを待つ?みたいな?

曲調も似たり寄ったりで「あのナンバーがすきでね」みたいな話がおわってからできないの。
どれがどれだったかわかんないんだもん。

同じくメリルがでていた『マンマ・ミーア』なんかおとぎ話のキャラなんか一人もでていないし、
母親が遊びまくってたせいで自分の父親がわからない!!っていうテーマなのに
わくわくどきどきたのしいミュージカル映画だったよ?!?!

ミュージカル映画ってわくわくや感動を必ず与えてくれるっていう期待が高すぎたせいか
どうしてもだめでした。うーん…残念。

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