映画『悪夢のエレベーター』ネタバレ 感想

2013年9月2日

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男3人に女1人。4人がエレベーターに閉じ込められた。
4人はここから出られるのか?
なぜ閉じ込められてしまったのか…
わーーーーだまされたーーーー

悪夢のエレベーター

『悪夢のエレベーター』あらすじ

出産する妻のもとに急ぐサラリーマン、刑務所帰りのチンピラ、
ジョギングにいこうとした中年、自殺しようとしたゴスロリ少女。
そんな4人がエレベーターにとじこめられた。

4人はなぜ閉じ込められたのか。
どうやったら出られるのか…

まったく共通点のない4人はそれぞれ秘密をかかえていた…

登場人物紹介

この映画のメインとなる登場人物は4人。
それぞれ濃い~キャラクターです。

刑務所帰りのチンピラ(内野聖陽)

いかにも!なこの男は実は刑務所帰り。
空き巣で捕まり今回もターゲットの部屋に向かう途中だった

ジョギングにいく中年(モト冬樹)

緑のジャージをきたおじさんは一見普通の中年に見えるが
実は超能力者!?手を握った相手の心が読めるらしい…

妻の出産に立ち会いたいサラリーマン小川(斎藤工)

出産を控える妻のもとにたどり着きたい一身であせる男…
だったが、実は不倫相手の家から帰る途中だった。

自殺願望のゴスロリ少女(佐津川愛美)

いかにも!なゴスロリ少女は飛び降り自殺にむかう途中…
引きこもりだった過去のほか実は放火も起こしていた…!

わくわくの前半と急転直下の後半

一つ目の大オチ。
途中、小川はエレベーター内でいろいろな違和感を覚えます。
その違和感の正体こそが一つ目のオチ。

実は小川以外の3人は仕掛け人。
エレベーターに閉じ込められたという設定は
仕組まれたものだったのです!

チンピラは探偵事務所の社長、安井。
ゴスロリ少女はその助手のカオル。
エスパー中年は探偵の友人兼お手伝いのオカマ牧原。でした。

依頼人は小川の妻。
夫の不貞に気づいた妻が彼にお灸を据えるべく
この話を持ってきたことからでした。
アガサ・クリスティが大好きなカオルが提案した
エレベーターに閉じ込めた上で、小川自らの口から不貞を告白させ
テープに録音するというミッションは一見上手くいく…かに思えましたが

あるきっかけから小川が死んでしまいます
そこから自体は急変するのです…。

後半部分ではエレベーターでの監禁はどの様にして行われたか
という舞台裏的なことを描きます。
これで思い出したのがガイ・リッチーの映画や木更津キャッツアイ!
実はこんなことが裏でおこってたんだよ~ってやつです。

そして後半はそれだけでなく次々に巻き起こるトラブルに
ある真実もうかびあがり、急転直下を迎えるのです!

ウソをつくときは少しの真実をいれる

この作品のキモになるのはこれです。
エレベーター内での3人の演技はそれぞれ真実がおりまざったものでした。

安井が最初に逮捕された理由として
「空き巣に入った先の家で犬に噛まれたから。」
とあげていましたが、これは探偵の仕事として猫探しをしていた際
実際に犬に噛まれたエピソードを利用していました。

また、牧原は超能力のせいで子供時代に化け物としていじめられたと
話していましたがこれは超能力のせいではなく
オカマ趣味によっていじめられたことを少し変えて話していました。

さて、問題はカオルです。
これが見落としてたんだよねえ…
先にあげたように安井と牧原のエピソードは登場しましたが
カオルのエピソードって出てきてないんだよね。

ゴスロリ少女が語った壮絶な過去…
クラスメイトにいじめられひきこもりになったことや
両親からは病院にいれられそうになったこと
姉だけが優しく接してくれたことや
怨みに思う人物の働く施設を放火したこと…

それは全てカオルの真実でした。
そして、カオルの大好きな姉こそが今回の依頼人、小川の妻だったのです。

そもそも安井の探偵事務所はアルバイトの募集なんかしていないのに
カオルは突然たずねてきたわけですから
もともと大好きな姉に対して不貞をはたらく義兄・小川を
殺してやろうという気はマンマンだったでしょう。
そのためにカオルは安井を利用しました。

しかも彼女はより悲惨な死を望んでいましたし、クリスティの小説のような
密室事件を自らの手で作り上げられることに歓びも覚えていたと思います。
自分の計画と違った動きをしようとする安井に
怒鳴ったシーンも印象的でした。
小川の不倫相手の女性に対しても
「あんな女、死んで当然」
とまで発言していましたし、

視聴者がカオルの正体に気づくことができるシーンって
実はたくさんちりばめられていたのですねー

ってぜんぜん私気づかなかったけど!最後まで!

まとめ

前半部分(小川が真実に気づくまで)を見たときは、
ああ、なんか「世にも奇妙な物語」みたいなもんかって思いました。
たしかにどんでん返しはあったものの、なあんだそんなオチ?という感じ
しかし、上映時間をみてみるとまだ1時間そこそこ。
まだなんかあるのか?と思いました。

問題はその「まだなんかあるのか?」の部分でした。
あかされるエレベーター監禁の種明かしに加え
安井に次々に起こる災難。

“悪夢のエレベーター”っていうのはエレベーターを舞台とした
直接的な意味ももちろんなんだけどそれ以上に
一気に上がったり下がったりする安井の運命も
暗喩している気がするよ。

それと、あらためて予告編みてみたんだけど
さくっとネタバレしてんだね。これはいいのか笑
それと予告編はコメディ調だけどぜんぜんコメディじゃないっすよ。

マンションの管理人役の堀川さんの演技は
ほんっとに気持ち悪くて上手すぎでした。かわいそうだったけど…
それと本上まなみって前も不倫される妻の役やってなかったっけ??なんだっけ?

ちなみに監督は堀部圭亮!
堀部って監督もやってたんだ!!と驚き。

悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫)

著者/訳者:木下 半太

出版社:幻冬舎( 2007-10-01 )

定価:

Amazon価格:¥ 648

文庫 ( 313 ページ )

ISBN-10 : 4344410238

ISBN-13 : 9784344410237


悪夢のエレベーターのレビューまとめ

気づかなかったよ

原作未読で挑みました。 そしたらすっかりだまされました。っていうか気づかなかった!普通にびっくりしたわ!前半は「ふーん」なんですが怒涛の後半でたのしめます。 まさに急降下するエレベーターのよう! 佐津川ちゃんがよかったね。 それと無機質なピアノのBGMがいい味きかせてたと思います。

評価: 4.3/5

Momoka Higashigawa

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